59歳で開脚前屈でおでこがついた!

45歳で真向法——ヨガでいう合せきのポーズ(=バッダ・コーナアサナ)、開脚前屈(=ウパヴィシュタ・コーナアサナ)、長座前屈(=パスチモッターナアサナ)をセットでやり、最後に割座になって背中を後ろに倒すポーズ(=スプタ・ヴィーラアサナ)——を試してわずか2週間で、開脚前屈で肘がつくようになったことは以前書きました。ただ、おでこはなかなかつきませんでした。しかし、おでこがつく日はある日突然やってきたのです。

ヨガを初めて10年以上がたち、それまで体を動かすこと全体について後ろ向きだった私ですが、ヨガが続いていることにより自信がついたのでしょう。近所のスポーツセンターのジムに行ってみることにしたのです。ジム(筋トレ)と私。自分が一番驚いていますが、行ってみると気持ちがいいのです。なんといっても自分のペースでできるので私には向いていました。これまで学校の体育などの影響で、体を動かす=人に合わせる=迷惑をかける、と思い込んでいたのは間違いでした。人にはそれぞれ向き、不向きがあるのです。大人になったら自分に向いていることだけやればいいのです。しかもここは公営なので安い!来ている人たちも、結構体格のよいプロっぽい人から病後のリハビリかな、というような人までさまざま。

さて、もう見栄を張ったりすることもないので、いつも一番軽い負荷でゆるくやっている私ですが、運動後の楽しみを見つけました。それはストレッチ。ジムの隅にヨガマットを敷いたコーナーがあり、運動後にそこでヨガ+ストレッチをするのです。筋トレのあとのストレッチは本当にきもちがよくて、ごく自然に開脚前屈でおでこがついたのです!これは本当に驚き。それまでずっとつかなかったのに。人生何があるかわからないものです。小学校の体力テストの立位体前屈(=ヨガでいうとウッターナサナ)がマイナスでしょんぼりしていたあの時の私にそっと寄り添って、「大丈夫よ」と言ってあげたい。

*立位体前屈(立ち上がった姿勢で前屈を行い、ハムストリングスや大臀筋の柔軟性を測る)は、ふらついたりする危険があるので現在の体力テストでは行われなくなり、長座体前屈が採用されているそうです。

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