さて、シールシャアーサナ(頭立ちのポーズ)です。ヨガ講師養成講座では、上級のアーサナとして教科書の一番最後に載っていましたし、それまで10年以上のヨガ生徒経験の中で一度も経験したことがありませんでした。講座でとなりの席の人が「シールシャアーサナもやるのかしらね」とやたら緊張していたので、むずかしいアーサナなのかな、でも私の場合まずは基本からやらないと、などと思ったものでした。
講師養成講座でも、すべてのアーサナができないといけないということもなく、実際、受講生の中でもこのアーサナをできたのは半分くらい。私はというと、もちろん、ほかにも覚えなくてはならないことが山ほどあって、それどころではなく、挑戦さえしなかったのです。
その後、インドのシヴァナンダアシュラムに行ったときも、シールシャアーサナはプログラムに入っていましたが、私の参加した期間が短くて出てこなかったので、ほっとしていたところでした。
ところが、この夏に柳生直子先生のクラスに出たところ、毎回のようにこのポーズを入れていて、自称「後期高齢者」だという生徒さんもやっているではありませんか。さらに直子先生のご指導がすばらしく、もしかしたら、私でもできるのではないか、と思い始めたのです。「今日は頭をつけるところまで」「今日は背中を伸ばすところまで」というように丁寧に指導していただき、家でも専用のスペースを作って毎日やってみたところ、なんとかできるようになったのです!
ヨガのポーズというものは相互に関連しあっているので、あるポーズをやっていると他のポーズもスムーズにできるようになる、というのはこれまで何度も経験しました。シールシャアーサナができるようになったのも、ほかのポーズをやっていたからかな、と思います。というか、ほとんどは直子先生のご指導のおかげなのですが。

